カナリアの飼い方

黄色いカナリア

カナリアは、体色と鳴き声の美しさが魅力的なペットです。初めてカナリアを飼う場合、 まずはカナリア飼育に必要な知識を学んでおくことをお勧めします。

カナリアの基礎知識

体長 約13cm(成鳥)
英語名 Canary
寿命 5~15年(環境による)
相場価格 1羽8000円~30000円程度(オスの方が高価)
性格 臆病ですが人間に懐きやすい
主なエサ ペレット、シード(種)、野菜、果物、昆虫
ケージサイズ 単独飼育でも大きいケージが望ましい。複数飼いも可能。
適温 室温22℃~28℃
入手しやすさ 普通種ならとても入手しやすい。
繁殖難易度 繁殖はとても難しい。

カナリアは鳥の中でも臆病な性格です。音や振動を出さずに慎重に扱い、十分な水とエサ、 広いケージと適した気温で飼う必要があります。

カナリアはオスがよく鳴きます。美しい鳴き声を出してもらうには、健康体でなければいけません。 年中鳴くとは限らず、単独飼いで無い場合はあまり鳴かないと思います。また品種によっても よく鳴く個体と、そうでない個体がいます。

カナリアの基礎知識

カナリアのケージの底面には、他の鳥と同じく新聞紙などの紙を複数枚敷きましょう。こまめに フンをするので、フンの量や色、大きさを見て健康状態の把握にも役立ちます。 毎日紙を交換して清潔に保ち、掃除の手間も省くことができます。

カナリアは同種との相性もよく、あまりケンカもしません。群れでの生活にも適応できるので、 ケージの大きさにに余裕があれば複数飼うことも難しくありません。

機嫌がいいと、羽を広げて動き回る事がよくあります。また上下よりも水平方向に飛ぶ方が 多いので、ケージは高さよりも広さを重視して選びましょう。

他の鳥と同じく、換羽期があります。換羽(とや)といって、夏場に羽が生え変わります。 この期間は体力を消耗するので弱りやすく、フンもチェックして健康状態に注意しましょう。 暑さで弱らせないようにエアコンの使用をお勧めします。

カナリアは体が弱っていても隠そうとしますので、異変を感じたら速めに動物病院へ連れていきましょう。 鳥も診れる動物病院を近所で早めに見つけておく事も重要です。

エサについて

エサはペレットが望ましいですが、昔ながらのシード食でも問題ないです。エサは毎日交換し、 切らさないように心がけましょう。鳥は栄養を蓄えられないので、こまめな食事を必要とし、 1日食事できないと餓死する恐れがあります。

なおカナリアは水をよく飲む鳥です。常に水を切らさないようにし、好きなだけ飲めるように してください。水は水道水で十分です。