文鳥の習性

手乗り文鳥(白)

文鳥の習性としては、まず気性の荒さがあります。初心者の方はまず単独飼いをお勧めします。 野生の文鳥は群れを作りますが、特定のボスはいなく、個々の判断で動く習性があります。 その為、気の合わない文鳥同士だと争いも起きます。「いきなり怒り出す」感じですね。

また、文鳥はなかなか賢く、人間を見分ける事が出来るので飼い主も認識できます。飼い主に 懐くと自ら寄ってきてくれるのが可愛いですね。

あとは文鳥の匂いですね。ほとんど臭いはなく、体臭、そしてフンも無臭に近いです。近くで嗅がないと 分からないレベルで、体臭は良い香りだと思います。1羽ごとに僅かに違いはありますが、嫌な臭いは 一切ないですね。この香りが好きな飼い主は多いと思います。

そして鳴き声ですが、「チュンチュン」「チッチッ」といった感じで、イメージ的にはスズメに近いですね。 この鳴き声は小さめで、窓さえ閉めておけば外に漏れないので近所迷惑にもなりません。

鳴き声もバリエーションが豊富で、短い鳴き声、長い鳴き声もあります。短い鳴き声は「呼び鳴き」 といわれ、飼い主にかまってほしい時に短く鳴きます。いずれにせよなかなかキレイな鳴き声で、 文鳥の魅力の一つともいえますね。

小さい時から人間に飼われていた文鳥は、自身を人間だと思っているようなフシもあります。 賢く、愛らしいくて人に懐きやすいのが文鳥の特徴といえますね。

また、文鳥に限らず鳥はエサを食べてはフンをする事を短時間に繰り返します。1度食べたから といってしばらく食べないような事はなく、すぐまた食べるのが普通ですね。ただ食欲には個体差も あるようです。オスよりもメスの方が食べるエサの量は多いですね。

文鳥はキレイ好き

文鳥は、自分の寝床以外では普通にフンをしますが、自分の寝る場所ではフンをしません。 カゴの中も徐々にフンが溜まるので、こまめに床の敷き紙を取り替えて清潔に保ちましょう。

文鳥にしてはいけないこと

文鳥は警戒心が高く、尖ったものが近ずくのを嫌がります。指先やペンなど、先の尖ったものを 近ずけるのはNGです。警戒して怒り出すのでやめましょう。

また、臭いに敏感で有機溶剤がもっとも苦手です。接着剤やペンキの匂いで死んでしまう事もあるので 殺虫剤や虫よけなど臭いの強いものは、文鳥のいる部屋では使わないようにしてくださいね。 基本的に自然界に無い臭いは全て苦手だと考えるのが無難です。

同じ理由で、タバコの煙、匂いもダメです。文鳥の健康を損ねるので、芳香剤も部屋では 使わないようにしましょう。防水スプレーで室内の鳥が全滅した事例もあります。

そして文鳥に限らず、鳥は栄養を体に溜め込むことができません。毎日エサを食べないといけない 生き物なので、エサをあげ忘れる事がないようにしましょう。1日食べないと危険ですので、出張などで 家を空ける場合はお店に預けるなどして、毎日エサを食べれるようにしてください。